ブルックス・アクエダクトは、カナディアン・パシフィック鉄道の灌がい部門が90年前に建設したもので、拡大する灌がい用水路において重要な役割を果たしました。アクエダクトは工業デザインと技術の限界を打ち破ったもので、当時は世界最大のコンクリート建造物でした。巨大なムカデのように浅い渓谷を3.2㎞にわたって伸び、大平原の高さ20m上にコンクリートの用水路が吊り下がっています。かつて、アルバータ南西の乾いた農地へ届けるための貴重な水で満たされていたアクエダクト。そんな国および州の史跡は、今では記憶のみを湛えています。