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ロイヤル・ティレル古生物学博物館を見学

執筆者: Megan Kopp

アルバータの自然に魅了されたミーガンは、山道を歩き回り、川の流れを眺めるのが大好き。公園ガイドからフリーライターに転身し、夫と娘と犬を連れた自身の冒険をもとに、何百もの記事を書いています。

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3歳の男の子が駐車場を思い切り駆け抜けていくと、背後で4人の大人たちが大声で彼を呼びますが、おかまいなしです。父親が、男の子を止めようと全速力で駆け出しました。そして、2人は同時に急ブレーキをかけるように止まったのです。

「恐竜がいるよ!」

アルバータ州のバッドランドの中心にあるロイヤル・ティレル古生物学博物館に姪とその家族を連れてきたのですが、正面玄関に辿り着く前からすでに大冒険の予感がします。

時空の彼方へ

カルガリーから北西に135㎞、ドラムヘラーの町の近く、ミッドランド州立公園内にあるロイヤル・ティレル古生物学博物館は、先史時代の研究や展示を専門としています。私がここに来ようと提案したのは、3歳の男の子が喜ぶだろうと思ったからですが、古代の生き物には、年齢を問わず誰をも引き付ける色褪せない魅力があるようです。何百もの化石や何十もの復元物に囲まれながら、何千年もの時間をさまよい歩くことに男の子以上に興奮しているのが、彼の父親なのですから。

大地を支配する主

中に入ると、私たちは標本ラボの巨大な窓の前をさっと通りすぎました。元気いっぱいの幼児連れでなければ、技術者が石を丁寧に取り除きながら化石を取り出す作業を眺めることができるでしょう。ロイヤル・ティレル古生物学博物館は、研究のための標本を積極的に収集しています。新しい化石は、博物館が現地調査拠点としている近くの州立恐竜公園で毎年発見されています。アルバータ州のバッドランドは、世界で最も多く恐竜の化石が発見される場所の1つです。

もっとも、 作業ベンチの上に手付かずのまま置かれた道具や箱の中の化石の魅力は、小さい子供にはまだわかりません。そこで、私たちは大地の主の待つ場所へと歩を進めました。さあ、「ブラック・ビューティー」との対面です。この ティラノサウルス・レックス の黒ずんだ頭蓋骨は、すぐに男の子の父親の目に留まりました。彼は立ち止まって、パネルの説明を読み始めます。私はというと、花の間を飛び回るミツバチのように化石の間を走り回る男の子の後を追うのに大忙し。

偉大なる発見

1884年当時、ジョセフ・バー・ティレルはカナダ地質調査所に勤める地質学者でした。ティレルと彼のチームは、レッド・ディア川の渓谷で石炭を調査していたときに、7千万年前の恐竜の頭蓋骨を掘り起こします。それはアルバータ州に生息した肉食恐竜、 アルバトサウルス の初めての化石でした。噂は広まり、アルバータ州は大量の化石が眠る地として知られるようになります。その結果、カナダやアメリカの古生物学者がこぞって押し寄せ、特に1910年から1917年までの期間は「大恐竜ラッシュ」と呼ばれています。

ティレル古生物学博物館は、研究および科学的施設として1985年にオープンしましたが、その後計画が変更され、公共ギャラリーと展示エリアも併設されました。初年度の来館者は、50万人。そして5年後、博物館は王立(ロイヤル)の称号を授与され、世界有数の古生物学の教育プログラム、展示、科学のための施設となったのです。

骨格に肉付けする

ダイナソー・ホールに入ると、男の子が父親の手を握りました。2人は歩を緩め、恐竜の骨格標本と肉付けされたレプリカに静かに見入っていました。トリケラトプスティラノサウルス・レックス。ハドロサウルスと卵、赤ちゃん、幼生、そして成体が展示されていました。恐竜の標本は30以上あり、詳細に再現されています。骨格標本と肉付けされた恐竜のいずれも心奪われるものでした。とてつもないエネルギーと、恐竜たちとのつながりを私は感じました。

お腹が空いた」の声が聞こえるまでは。

湿気の多い緑あふれる白亜紀の庭を一気に通り抜け、マンマル・ホールとアイスエイジ・ホールを急いで抜けてカフェに辿り着くと、私たちは再びおしゃべりを始めました。次回は、2回に分けて博物館に来ようと思います。男の子が少し大きくなったら、冬に来て恐竜たちの隣で眠るお泊りイベントに参加できるでしょう。あるいは、夏の発掘に参加するのもいいかもしれません。恐竜と触れ合えるイベントはまだまだたくさんあって、時間が足りないほどです。

主なアクティビティー
  • 恐竜アドベンチャー
体験者