アルバータ州でお勧めの冬のハイキング&スノーシュースポット12選 

Leigh McAdam

Travel Alberta

Sep 06, 2018 - この記事の所要時間:10分

冬が始まったからといって、ハイキングを諦める必要はありません。むしろ、雪と氷のおかげで、夏とはまったく異なる神秘的な世界を体験できます。冬の自然を楽しむには、適切な装備が不可欠です。必要に応じて体温調節できるよう重ね着をし、どのようなフットウェアが必要になるかを考えましょう。雪が浅いトレイルならハイキングブーツが一番ですが、雪深いトレイルではスノーシューが必要となります(ただし腰まで積もったパウダースノーの中を1日中泳ぐのが楽しそうだと思う方は例外です(確かにちょっと楽しいですけど))。

ここでは、アルバータ州で最も思い出深い冬のハイキングが楽しめる12のトレイルを、お勧めのフットウェアと共にご紹介します。出発前にトレイルの状況を必ず確認してください。 

ローソン湖

ローソン湖へのトレイルの前半は至ってシンプル。最初の15分間はアッパー・カナナスキス湖と背後にそびえる山々の絶景を眺めながら、湖畔沿いの平坦なコースをスノーシューで進みます。ここまでは楽勝ですが、サレール滝を過ぎた途端に道のりは厳しくなります。トウヒの森の中から湖まで標高差300mの登りはハードです。登りが緩やかになってきたら、湖まではあと一息。平らなスポットを見つけて標高3,715mのサレール山を眺めながらランチを楽しみましょう。ローソン湖の先端付近から先は雪崩のおそれがあるので踏み込まないこと。帰りは行きよりも楽に早く進むことができます。

アクセス

ハイウェイ40号線を南下してピーター・ロヒード州立公園に入ります。スミス・ドリアン・トレイルへの分岐表示を通過して、そのままカナナスキス・レイクス・トレイルを進み、アッパー・カナナスキス湖の駐車場まで行きます。
トレイルの起点:アッパー・カナナスキス湖の日帰り用駐車場
距離(往復):8km
所要時間(往復):3~5時間
標高差:305m

このスノーシュートレッキングには、ちょっと息が上がる箇所がありますが、その後に息をのむような素晴しい景色が待っています。

トロル滝

氷に覆われたトロル滝への軽めのハイキングは、短い距離で驚くほど多様な景色が楽しめる人気のコースです。この一帯にはトレイルが網の目のように張り巡らされていますが、滝に向かうルートはすぐに見つかります。常緑樹が生い茂る森に囲まれた幅広のトレイルを歩き、ヤマナラシの美しい木立に到着したら、幅の狭いトレイルに入り、マーモット・クリークの左岸に沿って蛇行しながら進みます。マーモット・クリークでは2013年の洪水の爪痕を今でも見ることができます。トレイルの終点には青みを帯びたU字型の滝があります。滝の裏側に回り込んで幻想的な眺めを楽しみたい方は、氷雪用の滑り止めを忘れず持参してください。

アクセス

40号線を南下してカナナスキス・ビレッジの分岐点(別名マウント・アラン・ドライブ)まで進みます。そのまま道なりに1kmほど進み、最初の交差点を通過して、右折してストーニー・トレイル駐車場に入ります。
トレイルの起点:ストーニー・トレイル駐車場
距離(往復):3.4km
所要時間(往復):1~2時間
標高差:60m
イメージID:Troll Falls (2 of 1).jpg

トロル滝は魅力的な景色が詰まった短いトレイルです。凍結した滝の裏側から夢のような眺めを楽しみたい方は、氷雪用の滑り止めを持参しましょう。

プレイリー山

ジムにある踏み台昇降マシンのような運動をしたいなら、犬も連れて行くことができる大人気のプレイリー山のハイキングに出かけましょう。歩き始めてしばらくは急勾配ですが、林を抜けてから頂上までは緩やかな道のりが続きます。常に強風が吹く頂上に到達したら、幸せな気分に浸りながら一面に広がる山や大草原、カルガリーの眺めを堪能しましょう。このトレイルを歩くことで、自分のコンディショニングプログラムの成果を確かめることができるはず。年間を通してハイキングができるこのトレイルを、夏の本格的な登山に向けたトレーニングに加えましょう。下りには氷雪用の滑り止めが必要ですので、忘れず持参してください。

アクセス

カルガリーからカウボーイ・トレイルに入り(ハイウェイ22号線)、ブラグ・クリークを通過してハイウェイ66号線との交差点まで進みます。そのままハイウェイ66号線を進み、エルボー滝の駐車場まで行きます。
トレイルの起点:エルボー滝駐車場の向かい側の冬用ゲート付近
距離(往復):7.6km 
所要時間(往復):2時間半~4時間
標高差:726m

プレイリー山では、愛犬と一緒に心臓がドキドキするハイキングを楽しめます。途中所々で素晴しい景色にも出会えます。

ジョンストン渓谷(ブーツ)

靴に氷雪用の滑り止めを装着してからジョンストン渓谷の冒険に出発しましょう。この2.7kmのトレイルでは、渓谷の上にせり出した遊歩道を利用して、この遊歩道がなければ立ち入ることができない凍りついた川や滝の世界を歩きます。ローワー滝では、橋を渡り、身をかがめてトンネルを通り抜け、氷瀑をすぐ近くから見るのをお忘れなく。トレイルに戻った後は、広大な景色や眼下の渓谷の写真撮影を楽しみながら、より高い標高にあるアッパー滝に向かいます。アッパー滝では自然が創り出した壮大な氷の造形や、凍てついた滝をよじ登ろうとしているアイスクライマーの姿に驚嘆することでしょう。

アクセス

トランス・カナダ・ハイウェイの東のインターチェンジからボウ・バレー・パークウェイに入り、17.5km西に進みます。
トレイルの起点:ボウ・バレー・パークウェイの東側にある駐車場の後ろ側付近
距離(往復):5.2km
所要時間(往復):2~2時間半(アッパー滝を含む)
標高差:120m

ジョンストン渓谷は、冬の凍結した滝の素晴しい眺めが堪能できるよう整備されています。トレイルの終点では、大勢のアイスクライマーを見かけることでしょう。

ステヴィン・トゥチヴスキー

トンネル山(ブーツ)

バンフを訪れる際には、トンネル山のハイキングを旅程に含めるのをお忘れなく。2時間におよぶハイキングは、適度な運動になるだけでなく、周囲の地勢を上から把握することができます。緩やかな登りの途中で、バンフの町や広大な湿地帯を擁するボウ・バレー、マウント・ノーケイ・スキーエリアの見事なパノラマビューが望める上、フェアモント・バンフ・スプリングス・ホテルをほぼ上空から眺めることができます。頂上でぐるりと周りを見渡すと、ランドル山が目の前に現れます。頂上で一休みして、世界的に有名な景色を堪能しましょう。

アクセス

バンフ・アベニューをウルフ・ストリートまで進み、東に向かって通りの終点まで進みます。右折してグリズリー・ストリートに入り、すぐに左折してセント・ジュリアン・ロードに入り、トンネル山のトレイルの起点があるローワー駐車場まで進みます。
トレイルの起点:冬場は案内板が設置されたロウアー駐車場が起点となります
距離(往復):4.8km
所要時間(往復):1時間半~2時間
標高差:260m

バンフのトンネル山の魅力はなんといってもその眺望。山に登ることで運動にもなり一石二鳥です。

AV Wakefield @picobac

エルク・アイランド国立公園(スノーシュー)

エルク・アイランド国立公園をスノーシューで探索してウィンター・ワンダーランドを体験しましょう。全長80kmにおよぶ10本のハイキング・トレイルは、冬になるとスノーシュー用トレイルとなります。全長3.5kmを1時間程度で歩けるシモンズ・トレイルなど、ほとんどのトレイルは難易度の低い周回コースですが、約5時間でタウェイイク湖を一周する全長16.5kmのトレイルもあります。トレイル周辺には牧草地が多く点在し、凍った湖やアスペン、ポプラ、トウヒの混合林の景色も楽しめます。ムースやエルク、バイソンをぜひ見たいという方は、ビジター・センターに立ち寄って、動物の居場所に関する最新情報を入手しましょう。スノーシューのレンタルもここで行っています。 

アクセス

エドモントンからハイウェイ16号線に入り、そのまま35分ほど走るとエルク・アイランド国立公園の看板と北側へのメインの入り口が見えてきます。
トレイルの起点:トレイルの状況によって変わりますので、公園のスタッフのアドバイスを確認してください。
距離(往復):トレイルによって異なります
所要時間(往復):1時間~丸1日(トレイルによって異なります)
標高差:ほとんどなし

丸1日かけてエルク・アイランド国立公園でのスノーシュートレッキングを楽しんでみませんか。ムース、エルク、バイソンのどれかが見られるチャンスは大いにあります。

ノエル・ヘンドリックソン

スプレー・リバー・トレイル(スノーシュー)

フェアモント・バンフ・スプリングス・ホテルからすぐの場所に位置するスプレー・リバー・トレイルでは、スノーシュートレッキングを気軽に楽しむことができます。ターコイズブルーの水をたたえるスプレー川に沿って森林の中を歩いていると、ランドル山が時折姿を現し、退屈することはありません。スプレー・リバー・トレイルの折り返し地点で引き返さずに、そのまま橋を渡って壮大な景色の中を5.7km進むと、ゴート・クリーク・トレイルの起点に行くことができますが、ほとんどの人はここで引き返します。帰りは行きと同じ道を辿ることもできますが、スプレー川の対岸を歩くことをお勧めします。対岸を歩く場合は、氷結した滝を登るアイスクライマーの姿が見られるかもしれません。

アクセス

バンフ・スプリングス・ホテルを通り過ぎて直進すると、パーキングビルの約100m先にスプレー・リバー・トレイル利用者向けの駐車場があります(看板が出ています)。
トレイルの起点:スプレー・リバー駐車場
距離(往復):11.4km(折り返し地点の橋まで行った場合)
所要時間(往復):3~4時間
標高差:65m

バンフ・スプリングス・ホテルから一歩外に出ると、すぐそこにスプレー・リバー・トレイルがあります。勢いよく流れる川に沿って整備された森の中の美しいトレイルを歩いていると、木々の間からランドル山が姿を見せます。

ヒューバート・カン

ドラムヘラーのバッドランド案内標識付きトレイル(ブーツまたはスノーシュー)

ドラムヘラーロイヤル・ティレル古生物学博物館には、短時間かつ気軽に大変美しい景色を堪能できるバッドランド案内標識付きトレイルがあります。野生動物はほとんど見られませんが、フードゥーやクーリー、浸食された岩層が織りなす冬景色を楽しめます。それでも物足りない場合は、案内標識付きトレイルから短いトレイルを経由して広大なドラムヘラー・リバー・パーク・システムに入り、バッドランドでのドラマチックなハイキングをさらに楽しみましょう。ハイウェイまで行ったら、同じ道を辿ってスタート地点に戻ることも、美しいレッド・ディア川沿いのトレイルから好きなルートを選んでさらに先に進むこともできます。

アクセス

ドラムヘラーからロイヤル・ティレル古生物学博物館方面の標識に従って進み、ハイウェイ838号線(ノース・ダイノソー・トレイル)を約5km進みます。
トレイルの起点:ロイヤル・ティレル古生物学博物館のメインエントランスの反対側から出発してください。
距離(往復):1km~
所要時間(往復):30分~お好きなだけ
標高差:ほとんどなし

のんびりとハイキングを楽しむもよし、もう少し長い距離を歩いてもよし。どちらを選んでも、バッドランドの冬の美しさに驚かされることでしょう。

カナダ観光局

グレンボウ・ランチ(ブーツまたはスノーシュー)

歴史あるグレンボウ・ランチは、コクラン一帯からカルガリーの端まで網羅する豊富なトレイルを提供しています。ビジター・センターで地図を確認して計画を立てましょう。平地や丘陵地帯、周回または往復のトレイルが全域に整備されており、所要時間に合わせて選ぶことができます。すべての分岐点には地図が設置されており、迷うことはありません。トレイルには犬を連れて行くこともできます。凍ったボウ川のすぐ近くまで行ってみたい方は、グレンボウ・トレイルとボウ・リバー・ループの組み合わせがお勧め。ロッキー山脈を眺めたい場合は、ウインドミル・ルックアウトへ向かいましょう。

アクセス

カルガリーからハイウェイ1A号線を進み、ハイウェイを降りてグレンボウ・ロードに入り南下します。標識はハイウェイからから見えます。コクランから10分、カルガリーからは30分です。
トレイルの起点:駐車場から標識に従って進み、ビジター・センターへと続く小道を進みます。
距離(往復):トレイルによって大きく異なります
所要時間(往復):1~5時間
標高差:トレイルによって異なります


平地または丘陵地帯まで揃ったグレンボウ・ランチは、1時間から丸1日まで予定に合わせて楽しむことができる魅力的なスポットです。 

レッド・ディアのワスカソー公園(ブーツ)

ワスカソー公園内には全長約100kmのトレイルがあります。トレイルはレッド・ディア川沿いを中心に整備されており、都会から遠い場所に来たような気分が味わえるトレイルがほとんどです。野鳥や自然観察に最適な5kmのトレイルを有するケリーウッド・ネイチャーセンターと、レッド・ディア・ツーリズム・センターの2か所は、スノーシューやハイキングのスタート地点として特にお勧め。オフィスから森林のトレイルに入り、なだらかな丘を抜けると、かつては砂利採取場だったマッケンジー・トレイル保養地に出ます。体力がまだ残っている場合は、さらにボウワー・ポンズまで足を伸ばしてみてはいかがですか。ザ・メイプル・ツリー・ベーカリーでエネルギーを補給したら、元来た道を引き返しましょう。

アクセス

車でハイウェイ2号線を進み、アルバータ・スポーツ殿堂博物館のそばにあるツーリズム・レッド・ディア・センターに行き、ワスカソー公園のトレイルマップを手に入れます。
トレイルの起点:ケリーウッド・ネイチャーセンター、バルモラル・ポンズ、ハイウェイ2号線沿いのレッド・ディア観光案内所など、多くの地点からアクセスできます。
距離(往復):トレイルによって大きく異なります
所要時間(往復):各自の予定次第
標高差:ほとんどなし


ワスカソー公園の森林をスノーシューやブーツで散策し、静かで心穏やかな時間を過ごしましょう。体力に合わせて選べるトレイルが多数用意されています。

Colleen Gara @colleengaraphoto

マリーン渓谷でアイスウォーク(ブーツ)

マリーン渓谷は、ジャスパー国立公園内で見学できる渓谷の中で最も深い渓谷です。ガイドなしでの散策(氷雪用の滑り止めを装着)も可能ですが、ツアーに参加すれば渓谷の魅力を余すところなく体験できます。洞窟探検家が探検するような洞窟の中に最初に頭を入れてみたり、氷結した滝の背後に回り込んで神秘的な氷の層の向こう側を眺めたり、大人の身長ほどもあるつららを観察したり、アイスクライマーたちが渓谷の端にある最大の氷瀑を登る姿を探したりと、新鮮な体験が盛りだくさん。そして何より、凍った滝と不思議な形の氷の美しさに感動することでしょう。 

アクセス

ジャスパーの町からハイウェイ16号線を東に進み、コンノート・ドライブとの交差点の1.8km東にあるマリーン・レイク・ロードに入ります。マリーン・レイク・ロードを進み、5番目の橋の標識で左折するか、さらに6.1km進んでから左折して、1番目の橋の近くにあるマリーン渓谷駐車場に入ります。ツアーの場合は出発地点まで車による送迎があります。
トレイルの起点:ほとんどのアイスウォークは5番目の橋から出発します。
距離(往復):4km
所要時間(往復):1~3時間(ツアーに参加するかどうかで変わります)
標高差:なし


マリーン渓谷に足を踏み入れ、氷穴、凍結した滝、巨大なつららなど、究極の冬景色に包まれてみましょう。

マイク・シーヘーゲル

チェスター湖(スノーシュー)

チェスター湖へのスノーシューは、小春日和の日にアルバータ州で体験したいアクティビティの1つ。ここではいつでもスノーシューを楽しむ人の姿が見られます。牧草地に着いた瞬間から素晴らしい山の景色が堪能でき、常に良質の雪が積もるため、毎年訪れる価値は十分にあります。このトレイルのうち200mはクロスカントリースキー場も兼ねています。トレイルの最初は森の中で、急勾配が数km続きますが、広大な牧草地に着くと傾斜は緩やかになり、そこからチェスター湖までの道のりはなだらかです。時間に余裕がある方は、チェスター湖から険しい小道を通って、巨大な石があちこちに横たわるエレファント・ロックスまで行ってみましょう。 


アクセス

キャンモア・ノルディック・センターを通過して、スミス・ドリアン・トレイル(ハイウェイ742号線)/スプレー・レイク・ロードを37km進みます。反対方面からお越しの場合は、ハイウェイ40号線をスミス・ドリアン・トレイル方面に進み、そのまま道なりに23.3km進みます。ハイウェイの東側に大型駐車場があります。
トレイルの起点:チェスター・レイク駐車場
距離(往復):10km
所要時間(往復):3~5時間
標高差:287m

チェスター・レイク・トレイルは最初がちょっとハードですが、すぐに緩やかになります。エレファント・ロックスまで足を伸ばす場合は、険しい道のりを覚悟しておきましょう。ご褒美に、不思議な美をたたえる巨石が出迎えてくれます。

AVウェイクフィールド@picobac