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アルバータ州で今話題のクラフトスピリッツを体験できる9つの蒸留所

シェリー・ベッチャー

Travel Alberta

Feb 26, 2018 - 4分

オー・クレア・ディスティラリーの社長であるデビッド・ファーランは、アルバータ南部の牧場で育ちですが、若い時は世界を見たいという夢を抱いていました。

彼はその夢を実行に移しました。英国の大使館職員となってカナダ西部のブリティッシュカウンシルに勤務した後、大手旅行会社のオーナーとして世界を飛び回り、ネパールからアフリカまでさまざまな土地へのアドベンチャーツアーを主催し、60ヶ所の系列動物診療所を所有した彼は、アルバータ州にしかないクラフト醸造所「ビッグ・ロック」の最初の従業員の1人となりました。

「私たちは、「ビッグ」(醸造所)を超える何かがあることを知らない人々の嗜好を変えようと模索していました」ファーランは、カルガリーを拠点とする醸造所にいた頃のことを思い出し、こう続けます。「あれはまさに新境地を開拓する企業でした」

Eau Claire Distillery

人々の飲酒の習慣が変わりつつあることに早い段階で着目し、アルバータ州初のクラフト蒸留酒ビジネスを始めたオー・クレア・ディスティラリーの社長、デビッド・ファーランは、アルバータ州の蒸留所ブームのパイオニア的存在といえます。

現在彼が経営する蒸留所のアイデアが生まれたのもこの時です。アルバータの田舎で育ち、醸造所で働いた経験を持つファーランは、人々の飲酒スタイルに変化が起きていることを確信しました。2014年、彼はカルガリーから南西に約30分の場所にあるターナー・バレーでオー・クレア・ディスティラリーを創業し、アルバータ州のクラフト蒸留所ブームの火付け役となったのです。それはちょうどカナダのスピリッツが世界的に注目を集めはじめた時期でもありました。

現在アルバータ州全土には少量生産のスピリッツを手掛ける蒸留所が24ヶ所以上あります。蒸留所ごとに異なる伝統の蒸留手法を採用していますが、世界有数の農業地帯であるアルバータ産の穀物と原料を使用するという点においては一致しています。

たとえば、オー・クレアのパーラー・ジンには、アルバータで栽培されたサスカトゥーン・ベリーが使われています。さらに今年は、同社からアルバータ産の穀物を100%使用したライウィスキーが発売される予定です。 

Eau Claire Distillery

オー・クレア・ディスティラリーの人気商品であるシングルモルトウィスキーやパーラー・ジンをテイスティングルームで試飲し、屋外のパティオでランチやディナーを味わいましょう。

伝統的な製造工程を見学するだけがオー・クレアではありません。テイスティングルームで軽食を楽しんだり、夏の暑い日にパティオでくつろいだりすることができます。

そうやってオー・クレアでぜひゆっくりと時間を過ごしてみてください。もちろんアルバータ州の他の蒸留所も魅力的です。アルバータ州クラフト蒸留所協会の会長も務めるファーランは、いつか、アルバータの蒸留所がアルバータ州で見逃せないスポットとなり、「アメリカのバーボントレイルのよう」な存在になる日を楽しみにしています。 

To The Lost

アルバータ州のクラフト蒸留所ブームに乗って州内のバーテンダーの数も一気に増加し、今やレット・ディアのトゥー・ザ・ロストなどのラウンジで、地元産のスピリッツを使ったカクテルが楽しめるようになりました。

アルバータ州でぜひ訪れたい新しい蒸留所をいくつかご紹介します。

バック・40・ディスティラリー

ローン・ホーゲンとリック・ラズリュックは、ホーゲンの農場でソーセージを食べながら飲んでいた時に、カムローズにバック・40・ディスティラリー(back40distillery.com)をオープンすることを思いつきました。

おすすめの一品:バック・40・ディスティラリーのオールド・アップル・ベティーの味はまるで液体のアップルパイのよう。グルテンフリーで、アルバータ産のサトウダイコンを甘味料として使用しています。

バーウッド・ディスティラリー

カルガリーにあるバーウッド・ディスティラリー(burwooddistillery.ca)のオーナー、マルコとイヴァン・チリッチ、そして2人の友人であるジョーダン・レイミーは、旧ユーゴスラビアというチリッチ家のルーツを生かしたスピリッツを少量生産しています。

おすすめの一品:アルバータ産の生ハチミツで作ったメディア・ハニー・リキュール。原料のハチミツは、チェスターミアの東でチリッチ家が飼育する蜂から採取しています。

コールド・レイク・ブルーイング&ディスティリング

アルバータ北部、エドモントンの北東300kmの所に位置するコールド・レイク・ブルーイング&ディスティリング(coldlakebrewingdistilling.com)は、地元のさまざまな農産物を活用しています。たとえば、ウォッカのアルティメット・シーザーには、ミュリエル・クリーク・ランチで採れたディルを、ハニー・ハスカップ・ウォッカにはハスカップ・ヘブン・ファームズのハスカップ(耐寒性の甘いベリー)を使用しています。

おすすめの一品:蒸留所の蜂から採取したハチミツが原料のウォッカ、コールド・レイク・ハニー・シャイン。

Park Distillery

パーク・ディスティラリーは、国立公園内にあるカナダで唯一のスピリッツ製造所です。カジュアルで居心地がよく、原料はすべてカナダ産にこだわっています。

パーク・ディスティラリー 

バンフにあるパーク・ディスティラリー(parkdistillery.com)は、カナダの国立公園内にある唯一の蒸留所です。スピリッツは地下で製造され、上階にはキャンプファイヤースタイルの料理が楽しめるカジュアルなレストランがあります。

おすすめの一品:アルバータ産のライ麦を100%使用し、ケベック産のメープルシロップと組み合わせて作ったパーク・メイプル・ライ。

ロー・ディスティラリー

ブラッド・スマイリーの曾祖母は密造酒を作っていました。それから数世代を経た今、スマイリーと彼の妻のリンジーは、アルバータ州のロッキーの山あいの街キャンモアにロー・ディスティラリー(Raw Distillery)を構え、ウォッカ、ジン、ライ麦のスピリッツを合法的に製造しています。

おすすめの一品:アルバータで栽培されたライ麦と、インド産のテリチェリーペッパーコーンから作られたロー・ペッパーコーン・ジン。

リグ・ハンド・クラフト・ディスティラリー

エドモントン近郊に位置するリグ・ハンド・クラフト・ディスティラリー(righanddistillery.com)では、ディスティラリーから2マイル先にある4世代にわたって続く農家から穀物を仕入れています。リグ・ハンドのスピリッツのボトルは、1946年にアルバータ州の石油産業の幕開けに貢献したルデュックNo. 1の掘削リグの形をしています。

おすすめの一品:アルバータ原産の甘酸っぱい小さな果実、エバンズチェリーから作られたリグ・ハンド・サワー・チェリー・ウォッカ。

Eau Claire Distillery

Credit: Roth & Ramberg

ストーン・ハート・ディスティラリー

ストーン・ハート・ディスティラリー(Stone Heart Distillery)のオーナーであるイアンとマーニー・スコットは農家の4代目です。スピリッツの原料である穀物は、1884年から一家が農業を営んできたアルバータ中部のイニスフェイル近郊にある彼らの農地で栽培しています。

おすすめの一品:地元産のベリーで風味と色を付けたストーン・ハート・ベリー(2018年末より発売予定)。

ストラスコナ・スピリッツ

エドモントンで最初に開業したディスティラリー、ストラスコナ・スピリッツ(strathconaspirits.ca)は、自称「北米最小の蒸留所」です。真偽のほどは不明ですが、受賞歴があり、ツアーも行っていることは確かです。

おすすめの一品:アルバータのバッドランドを流れるレッド・ディア川の沿岸で採取した野生のジュニパーと、夏にエドモントン一帯で栽培された酸味のあるシーベリーを原料に用いたストラスコナ・スピリッツのバンドランド・シーベリー・ジン。